History
ピラティスの歴史
ドイツ生まれの『身体の再教育』
ピラティスはドイツ生まれのジョセフ・ピラティス氏によって、第一次世界大戦中に負傷兵の回復のために“リハビリ”として考案されたのが始まりと言われています。
ゆっくりとした動きからハードな動きまで、筋肉に過度な負担をかけずに動くことができるピラティスは、老若男女、運動経験の有無など関係なく、幅広い方々に行っていただけるエクササイズです。
「悪い姿勢」や「歪み」など無意識のうちに身についてしまった癖を正していき、「誰かに治してもらう」のではなく、「自分自身で本来の身体の使い方を覚えていく」ことから『身体の再教育』とも呼ばれています。
筋肉や関節の柔軟性を高めることによる「予防」、癖を修正することによる「治療」、本来使うべき筋肉を正しく使えるようになることによる「パフォーマンスの向上」など様々な効果が期待できます。
Awareness
「気付き」と「意識」
自分の身体を知ろう
人生100年時代と言われているこれからの未来。ただ「寿命」を延ばすだけではなく、「健康寿命」を延ばすことがますます大切になってきます。
怪我や痛みによって制限されることなく、やりたいことを自由に選択していくためには、自分の身体を自分でマネジメントする必要があります。
ピラティスを通じて、自分の癖に気付き、正しい身体の使い方を知り、日常生活でも「意識」することで、健やかで自分らしい身体を目指しましょう!
ピラティスは、ひとつひとつのムーブメントを頭で考え、正確に行えるよう集中していくので、「動く瞑想」とも言われています。
あまりに集中しすぎてあっという間に時間が過ぎ、気づいた頃には頭も身体もスッキリ!
忙しい毎日を過ごしている現代人にとっては貴重な時間といえます。
Point 1
予防
ピラティスは「身体の再教育」
- 身体の使い方の再教育
- 長年かけて無意識についてしまった癖を「自分の頭で考えながら」動かすことで、本来あるべき、無理のない正しい身体の使い方ができるようになります。
- 柔軟性の向上による怪我や痛みの予防
- ピラティスを通じて、普段動かさない筋肉を動かすことにより、筋肉や関節の柔軟性が向上し、怪我をしにくい身体に近づきます。
- 10年後の健やかな生活のために
- 人生100年と言われる時代。好きなことを楽しく制限なく続けるための健康な身体は、1日では手に入りません。10年後、20年後を見据えて今から準備をしておくことが大切です!
Point 2
治療
「姿勢」と「癖」の修正
- 痛みの原因を知る
- 腰痛や首の痛み、膝の痛みの原因のほとんどが身体の使い方の「癖」。
膝の痛みの原因が股関節にあったり、腰痛の原因が足首にあったりと、身体は足の先から頭の先までつながって動いています。
「どのタイミングで癖がでるのか」「癖がでているときは身体がどうなっているのか」を知ることで、日常生活でも気をつけることができ、痛みの根本を改善する効果が期待できます。 - 姿勢の修正
- 「猫背」や「反り腰」などの「悪い姿勢」が引き起こす身体の不調は数多くあります。正しい姿勢に修正することで、身体の各部位が元の位置に戻り、美しく心地いい身体の状態を維持することができます
Point 3
パフォーマンスの向上
身体 本来の力を引き出す
- コアの強化による重心(軸)の安定
- 身体が持っている力を最大限引き出す為には、身体の表面側にある筋肉「アウターマッスル」だけではなく、深層にある筋肉「インナーマッスル」により重心(軸)を安定させることが重要です。
ピラティスは普段鍛えることが難しい「コア」と言われるインナーマッスル群に意識的にアプローチする為、重心(軸)の安定・強化に効果的です。 - 力みのない身体の使い方
- 人間の身体は、全ての筋肉・骨・関節などが協調して動くことで大きな力を発揮できるような作りになっていますが、偏った筋肉や「無駄な力み」などにより、力を発揮しきれていないケースがほとんどです。
ピラティスを通じて身体の癖を明らかにし、普段動かせていない筋肉を地道に動かしていくことで、柔軟かつしなやかな身体の使い方ができるようになり、持っている力やパフォーマンスを最大化することができます。
また、全身の筋肉を無理なく効率的に使えるようになることで、特定の筋肉だけに「負荷」がかかることを防ぎ、怪我をしにくい身体づくりにも繋がります。 - トップアスリートのトレーニングにも
- 上記の通り、「重心(軸)の安定」や「しなやかな身体使い」、「怪我をしにくい身体作り」等に効果的なピラティスは、ゴルフ、テニス、野球、サッカー、バレエなど様々な競技のトップアスリートのトレーニングやコンディショニングに取り入れられています。